Photo by Vitaly Gariev on Unsplash
最近、ちょっとドキっとするニュースを読んだ。
「AIの普及で、若手が育たなくなっている」という声が企業の現場から出てきているらしい。企業の3割超がAIを業務活用している時代に、ベテランから「最近の若い子、自分で考えなくなった気がする」という声が出始めているという話だ。
私自身、デザイナーとしてAIツールをガンガン使っている立場として、これはちょっと他人事じゃないなと思って。自分なりに考えてみた。
「AIが答えを出してくれる」環境で、何を失うのか
私が新人デザイナーだった頃、正直しんどかった。上司に「なんでこのデザインにしたの?」と聞かれても、うまく答えられなくて。でもそのプロセスで、「なぜ」を自分の言葉で整理する力がついていったんだと思う。
今のAI時代、「とりあえずChatGPTに聞いてみた」「Claudeが提案してくれた」でそのまま採用…というフローが増えてる。悪くはないけど、「なぜそれが正解なのか」を自分の頭で考えなくなると、応用が効かなくなる。実は私もたまにそれをやりそうになる。
AIは「答え」を出すのが得意。でも「なぜその答えか」を本人に腹落ちさせるのは、経験とトライ&エラーの積み重ねが要る。そこをAIに丸投げするのは、長期的に見てコスパが悪いかもしれない。
企業3割超がAI活用中──でも課題は「使い方」にある
今や大企業でも中小企業でも、AI活用は当たり前になってきた。マイナビのレポートや各メディアを見ると、文書作成・データ分析・コード補完など幅広い業務でAIが使われている。
ただ「使っているだけ」と「うまく活用できている」は全然違う。課題として多く挙がるのは「出力精度の検証ができない」「AI任せで業務理解が浅い社員が増えた」という点。特にジュニアレイヤーへの影響が大きいという声が目立つ。
私の職場でも、後輩のデザイナーがAI生成のビジュアルをそのまま納品しようとして先輩にびっくりされた…なんてエピソードを聞いた。AI出力を「ゼロ」ではなく「素材」として扱う感覚が、まだ定着していない現場は多い。
デザイナー視点で気になること──「感覚」はAIが肩代わりできない
デザインって、クライアントの空気感を読む力とか、ユーザーの使い心地を想像する力とか、すごく属人的な「感覚」が必要な仕事だと思ってる。
AIはあくまで「過去の大量データ」から最適解を引っ張ってくる。でも「このクライアントはこういう見せ方が刺さる」とか「今のトレンドに乗りすぎると3年後に古くなる」みたいな判断は、経験から来る感覚が頼り。
若手がAIに頼りすぎると、この感覚が育ちにくい。もちろん全部自力でやる必要はないけど、「AIが出した答えをどう評価するか」という目利き力は、自分の頭で磨くしかない。
AI副業を目指す立場から──うまく付き合うコツ
FIRE目指してAI副業を本気でやっている私にとって、AIは絶対に手放せないツール。でも「AIを使えること」と「AIに使われること」は紙一重だな、と最近よく思う。
私が意識しているのは、「AIに任せる工程」と「自分で考える工程」を意図的に分けること。文章の下書きや情報収集はAIに任せても、「この記事で何を伝えたいか」「読者にどう響かせたいか」は自分の言葉で考える。そこを外注したら、副業としての価値が薄れてしまう。
若手もベテランも、AIとの距離感を自分でコントロールする力が、これからのビジネスパーソンに一番求められることかもしれない。
よくある質問
Q: AIを使うと本当にスキルが落ちるの?
A: 使い方次第です。AIを「答えをもらうもの」として使うと思考力が落ちやすい。「素材を出してもらい、自分で判断・改善する」というスタンスなら、むしろ作業量が減って考える時間が増えます。
Q: 新入社員にAIを使わせないほうがいい?
A: 禁止より「AI出力を必ず自分の言葉で説明させる」習慣づけが効果的です。「なぜこのアウトプットにしたか」を言語化させることで、思考のプロセスが鍛えられます。
Q: AI副業でもスキルアップできる?
A: できます。AIを活用しながらも「どんな指示(プロンプト)を与えたか」「なぜそれを選んだか」を振り返る習慣があれば、副業を通じて判断力・企画力が育ちます。
Q: 企業がAI活用で失敗しやすいポイントは?
A: 「導入すること」がゴールになってしまうケースが多いです。ツールを入れるだけで使い方を定着させないと、業務効率はほとんど変わりません。少人数でも「うまく使いこなしている部署」を作ってから横展開するのが鉄則です。
今日のひとこと
AIは道具。道具が進化しても、「どう使うか考える人間」の価値は変わらない──そう信じて今日もせっせと副業してます。FIRE目指す道は長いけど、諦めないぞ!
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